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あらき    えいさくやぶた    けんいち8 福山商工会議所青年部が15周年を迎えるにあたり、心からお慶び申し上げます。 この連綿たる15年の軌跡は、諸先輩方の情熱と挑戦の積み重ねによる礎によって今日まで受け継がれてきました。献身的にご尽力いただきました全ての皆様に心より敬意と感謝を申し上げます。 今から5年前、平成から令和へ新しい時代が幕を開けました。この時代の節目と共に10年目を迎えた令和元年度の福山YEGは「不易流行」~YEGのつぎへ~をスローガンに掲げ、これまでの歴史や風土、原点である本質的なものを継承すると同時に、時代の流れとともに勇気をもって変わり続けることが出来る柔軟な組織運営を心掛けて参りました。 いつの時代も熱あるものたちの「正しい決断、勇気ある行動、仲間を想う心」によって歴史の舵は取られてきました。当地においての熱あるものたちとはまさにこの福山YEGではないでしょうか。 福山商工会議所青年部が15周年を迎えられること、心よりお祝い申し上げます。 私は、令和2年度、令和3年度の2期にわたり、福山商工会議所青年部の会長を務めさせていただきました。記念すべき10周年を迎えた次の年度、次の10年に向けて勢いよくスタートを切るはずが、新型コロナウイルスの感染拡大という未曽有の危機に直面しました。YEG活動を止めることなく少しでも前に進めるために、杉原運営専務、当時の副会長・監事の皆さんを中心に頻繁に議論を重ねたのを思い出します。 「Connecting the dots~未来へ紡ぐ~」という私のスローガンには、立ち止まらずチャレンジを続ければ、後で振り返った時に点と点が繋がり新たな何かを生み出すという想いが込められています。コロナ禍にあっても、オンラインを活用した活動や、活動を止めないためのガイドラインを策定したりと、立ち止まらずチャレンジを続けました。 地域社会から求められる存在や未来への責任を果たす役割を担うためには、時代の流れと共に変化を可能とするしなやかな文化の醸成が必要であると感じております。また組織の規模的成長と芯の充実の両面の実現には、多様な個性を受容する覚悟も必要なのかもしれません。 調和されてない環境にこそ、本質的な調和の姿があるのかもしれません。不協和音の状態にこそ、更なる進化への扉があるのかもしれません。 これからも福山YEGが地域のため未来のためのヒーローであり続け、日本を支え続ける担い手でありますことへのご祈念とこれまでの心からの感謝を申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。 これからも福山YEGの真の価値を信じ続けております。 結果、中止にせざるを得なかった事業がほとんどでしたが、今、当時を振り返った時に、あの時もがきながら少しでも前に進もうとしたことが、コロナ明けの福山YEGの活動の勢いに少なからず寄与していると自負しています。 困難な状況であっても、失敗を恐れずチャレンジすることで未来へと続く道を切り開いていけることを強く実感しています。 15周年という節目を迎え、これまで先輩方から引き継がれた活動が少しずつ実を結び、福山商工会議所青年部が地域を代表する青年経済団体として成長してきたことを心から誇りに思います。これからも、私たちはさらなる挑戦を続け、自社業の発展を通じ地域の経済の発展に寄与していくべき存在です。過去の経験を糧に、次の15年、そしてその先に向けて、新しい価値を創り出していくことを確信しています。 歴代会長の皆さま、そして現役のメンバーとともに、福山商工会議所青年部がこれからも輝かしい未来を紡いでいくことを願い、ここにエールを贈ります。福山商工会議所青年部令和元年度会長 福山商工会議所青年部令和2・3年度会長 祝辞荒木 栄作籔田 健一

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